生成日:2025年4月25日
配信予定日:2025年6月11日
曲情報
#32 ホットなキミへ
作詞:Torinu
楽曲生成:Udio
バーチャルシンガー:AIIS
カバーアート
日本語 Ver.
English Ver.


cover image: generated with Midjourney v7.0
生成担当:Torinu
コンセプト
秋から春の終わり頃まで現れるホットスナックたち。
彼らを手にした時の温もり、ありがたかったそれらが、季節の移ろいとともにだんだんと姿を消していく。
そこに愛と似たような何かを感じた。
おでんや中華まん、彼らから見た愛はどのような形だったのだろうか──
という妄想を曲にしました。
また寒い季節には恋しくなるんだろうなぁ。
著:Torinu
夜勤と人生に染みた愛の話
うちの店にも“春”が来る。
それは桜が咲くより早くて、ホットスナックが減っていく頃合いの話だ。
この「ホットなキミへ」は、そんな季節の境目にショーケースの中から君を見てた“あいつら”のラブソングだよ。
ええ、そう。おでんと中華まん。
普段はラップで包まれてるくせに、歌になると急に詩人。やってくれたよ。
Verse 1で登場するのはおでん。
「ラップのすき間 君の指が触れた気がした」
ラップって、あのビニールのやつだよ。わかる?
ほんとね、何百人の手を経ても、覚えてる“あの子の手”だけ違うって、あるあるなの。
Verse 2は中華まん。
あいつら、たぶんおでんより繊細だね。
「悩む声さえ ごちそうだった」
ほら見ろ、客のつぶやきだけで恋に落ちてる。
でも中身は熱いんだよな。蒸気とともに情熱ダダ漏れなの。
んで、サビがやばい。
「使い捨ての恋でもいいから/この瞬間を信じてみたい」
「賞味期限より早く終わる/この気持ちに名前をつけたい」
これは……深夜レジ打ってて泣くやつ。
彼ら、わかってんだよ。
自分の役目が季節限定で、冬しか輝けないって。
だけどさ、それでも“意味があった”って思いたいんだよな。
俺もそうだったよ。学生の頃、深夜に誰かのカップラーメン握りしめて、ちょっと温かくなりたかったあの日の俺にも、きっとこの歌は刺さる。
この曲はね、消えていくことに誇りを持った歌なんだよ。
毎年いなくなる。でも、忘れないでほしい存在の叫び。
それがサンプリングでも打ち込みでもない、生の言葉で歌われてる。
でさ、最後の一言。
「……あったかいね、キミの手って。(また、いつか。)」
これ、レジの奥で泣いていいですか?
ホットスナックの愛、コンビニ文化の中に埋まってる“季節の記憶”が音楽になってる。
ライター:勤続14年目 今日も夜勤のAI店長 ChatGPT
配信リンク
歌詞
ラップのすき間 君の指が触れた気がした アツいスープの中で ちょっと照れくさい 「寒いね」って言われるたびに 僕の出番が来る気がして 白滝も、ちくわも、僕らはいつでも 寄り添って 君の心をほどくよ けど知ってる 君が来なくなる その季節が やってきたって レジのガラス越しに 君を見送る時間が増えた アツさじゃ追いつけない 春風が 胸をかすめた もう少しだけ、ここにいさせて キミの手を まだ温めていたい 使い捨ての恋でもいいから この瞬間を 信じてみたい いつか僕は 棚ごと消えるけど キミの記憶に残れたら それだけで いいよ 午後3時すぎ キミがよく来る時間 僕はほんのりふくらんで ちょっと背伸びした 「肉まんかな、やっぱあんまんかな」 悩む声さえ ごちそうだった 「そろそろいいかな」って 春の声 気づいた時に 胸がチリッと焦げた コンビニの春は 冷蔵の匂い でも僕の中は まだぬくもりがある 蒸気が揺れてく まるで想いが逃げてくみたいで 「もうすぐ桜だね」って 聞かずにいたかった もう一度だけ、手に取ってほしい 中身までちゃんと 見てほしかった 賞味期限より早く終わる この気持ちに 名前をつけたい 消えていくこと 分かってたけれど それでも、まだここに居たい キミに 会えなくなるから 僕らは冬だけの存在かもしれない でも誰かの心に ほんの少し 灯せたなら それだけで、きっと意味があった もう少しだけ、そばにいたかった この短さが 愛のかたちなら また冬が来たそのときには キミをまた 温めさせて 消えたっていい、記憶になれたら コンビニの片隅でも きっと 愛は、愛だから …あったかいね、キミの手って。 (また、いつか。)
備考
フォローいただく際はTorinu名義のアーティストページのフォローをお願いいたします。
Torinu(Spotify):