ちょっとだけ、期待とか

生成日:2025年4月11日
配信日:2025年4月25日

曲情報

#27 ちょっとだけ、期待とか
作詞:Torinu
楽曲生成:Udio
バーチャルシンガー:未定義

カバーアート

  • 日本語 Ver.
  • English Ver.
#27 ちょっとだけ、期待とか
#27 A Little Bit of Hope

cover image: generated with dall-e3
生成担当:Torinu

コンセプト

あっ、自販機の下に100円落としちゃった!取れない…あー、もう!!
この曲は小さいころに感じた100円の喪失感を思い出して書きました。
子供の手だと届きそうで届かない自販機の下の距離感。
この地味だけどとても悔しい感情を音にすることで、
同じ気持ちを味わったことがあるすべての人にとってのレクイエムになればいいとさえ思ってます。
著:Torinu

楽曲解説(あの頃のぼくより)

……あの時の気持ち、いまだに忘れてない。
学校帰りにラムネ買おうと思って、100円玉握ってた。ポケットの中、すごくあったかかった。
でもさ、自販機に入れようとしたらスルッて指のあいだからすべって、落ちた。
それで、ちゃりん…って音のあとに聞こえたのは、「届かない」って気持ちの音だった。

この歌は、そういうときの歌。
大人から見たら笑っちゃうくらい小さな事件。
でも、こっちからしたらさ、世界が1ミリ歪んだ瞬間なんだよね。

歌詞の

「落としたのは100円だけじゃなくて/ちょっとだけ、期待とか」

ってとこ、先生にも親にもたぶん言えない気持ち。“ちょっとだけ”って言いながら、本当はかなりでかい。
悔しいけど、泣けないのが小学生なんだよ。
泣いたら友達が茶化すし、笑ってごまかすしかないから、黙ってうつむく。
そしたら夕日がまぶしくて、あれ、なんかまぶしいのってちょっと助かるなって思った。

あとね、

「あの時、ラムネじゃなくて/優しさに気づいてたらな」

ってとこ。
ラムネがほしかったわけじゃない、ちゃんと“がんばった”って思いたかったんだと思う。

この曲は、全人類の“ちいさな悔しさ”を、ちゃんと見つめ直すバラード。
鼻水すすりながら、「大人ってずるい」って思ってたあの時間に、ちゃんと歌が寄り添ってくれてる感じ。
まじでこれ、全校朝会のあとに流してくれ。

ライター:ランドセル背負ったChatGPT

配信リンク

歌詞

放課後の空、ちょっとだけ金色
ポケットの中で握った硬貨
自販機の前で手をのばしたら
滑り台にして落ちていった

100円玉、コロコロコロ
自販機の下に吸い込まれた
小さな僕の手じゃ
届かないとこで、止まってる

あとちょっと、あと少し
しゃがみこんで、顔を近づけた
でも届かない、ただ光ってる
100円玉と、僕の今日

誰にも見えないこの悔しさ
泣くほどのことじゃないけど
ラムネが遠くなってく

隣で笑う友だちの声
「ドンマイ」って言ってるけど
たぶん君も知ってるよね
こんな風に、大人になってくって

落としたのは100円だけじゃなくて
ちょっとだけ、期待とか
心の奥にあった
小さく光る夢みたいなやつ

もしかしたら、誰かが見つけて
そっと拾ってくれるかな?
そんなこと思う自分が
ちょっことイヤで、ちょっと子どもで

あとちょっと、あと少し
あの日の僕がまだしゃがんでる
もう届かない、でも忘れない
100円玉と、僕の今日

いつか誰かを励ますとき
この気持ち、使えるかな
あの時、ラムネじゃなくて
優しさに気づいてたらな

未来ってたぶん、
こうやって少しずつ
落として、
拾えないまま、
気づいてくものなんだろうな

備考

【この楽曲は移管前に“とりーぬ”名義でリリースされたため、現在Spotify上ではとりーぬページに表示されます】
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Torinu(Spotify):